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ChatGPTを活用したTODOリストとGoogleカレンダー連携

  • 執筆者の写真: 公洋 平下
    公洋 平下
  • 2024年6月23日
  • 読了時間: 3分

更新日:1月16日


1. はじめに


生成AIの進化により、私たちの日常的なタスク管理や生産性向上に革命が起きています。本記事では、ChatGPTを活用してTODOリスト箇条書きからスケジュール化したものを、Googleスプレッドシート表形式へ変換しGoogleカレンダーに連携させる方法を紹介します。



2. 生成AIを使ったTODOリストの作成と表形式への変換


プロンプトの設計

まず、ChatGPTに箇条書きTODOリストからスケジュール化し、Googleスプレッドシート表形式へ変換します。以下のプロンプトを使用します:

あなたは私の秘書です。以下の#今日のTODOをGoogleスプレッドシートへ登録できる#出力形式でスケジュールお願いします。

#今日のTODO (タイトル/内容/所要時間)
- ミーティング準備/プレゼン資料の最終確認/1H
- クライアントとの電話会議/新規プロジェクトの提案について/1H
- 開始は6/23 9時から

#出力形式
- 表形式
- フォーマット:開始日時,終了日時,タイトル,説明。日付も入れてください。

表形式への変換

ChatGPTが生成した情報は、以下のような表形式になります:


ChatGPTとのスケジュール調整
ChatGPTとのスケジュール調整

ここで所用時間や開始時間の内容調整をChatGPTと会話しながら調整し、スケジュールを固めます。



3. Google App Scriptスプレッドシートからカレンダーへの連携


Google App Scriptの基本

Google App Script(以降GAS)は、Googleのサービスを自動化するためのスクリプト言語です。GASを使用して、生成されたTODOリストをGoogleスプレッドシートからGoogleカレンダーへに簡単に登録できます。


GASの作成と設定

  • 事前に次のスプレッドシートを用意


スプレッドシートの準備
スプレッドシートの準備

  • こちらのGoogleスプレッドシートを開き、「ツール」>「拡張機能」> 「Apps Script」を選択します。

  • 新しいスクリプトファイルを作成し、以下のコードを貼り付けます。

function myFunction() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  var startRow = 2
  for(let row=startRow;row<20;row++){
    var startDate = sheet.getRange(row,1).getValue();//開始
    var endDate = sheet.getRange(row,2).getValue();//終了
    var title = sheet.getRange(row,3).getValue();//タイトル
    var setumei = sheet.getRange(row,4).getValue();//説明
    
    var defaultCalender = CalendarApp.getDefaultCalendar();//デフォルトカレンダー
    defaultCalender.createEvent(title, startDate, endDate,{description:setumei});
  }
}
  • このスクリプトを保存し、実行ボタンを押すと、権限が求められるので必要な権限を付与します。

  • トリガーを以下のように設定し保存します。

  • 実行する関数:myFunction

  • イベントのソース:スプレッドシートから

  • イベントの種類:変更時

GAS実行のトリガー設定
GAS実行のトリガー設定


4. Googleカレンダーとの自動連携


カレンダー連携の利点

  • タスクの視覚化:TODOリストをカレンダー形式で確認できます。

  • リマインダー機能:カレンダーのリマインダー機能を活用できます。

  • 時間管理の改善:予定の重複や空き時間を簡単に把握できます。


スプシからカレンダーへ自動反映

  • スプレッドシートに作成された表を貼り付けます。


スプレッドシートにChatGPTのスケジュール貼り付け
スプレッドシートにChatGPTのスケジュール貼り付け

  • スプレッドシートの更新をトリガーに、スクリプトエディタで作成したmyFunction()が自動実行されます。

  • 各TODOアイテムがGoogleカレンダーに自動的に追加されます。


Googleカレンダーへ自動連携
Googleカレンダーへ自動連携



5. 仕組み化後の使用例


  1. 生成AIにTODOリスト箇条書きからスケジュールを作成し、調整します。

  2. 生成された内容をGoogleスプレッドシートの適切な列に貼り付けます。

  3. Googleカレンダーで今日の予定を確認します。



6. まとめ


この方法を使用することで、以下のような利点があります:

  • スケジュール作成の効率化:TODO箇条書きからAIによる素早いスケジュール化

  • データの変換:スプレッドシートへ自動変換

  • スケジュール設定と可視化:スプシからカレンダーとの連携による設定効率化と可視化


今回は開始と終了日時とタイトルと簡単な内容でしたが、それぞれのスケジュール化した内容の詳細な相談を、ChatGPTと話ながら進めるとよりタスクが効率化できると思います。

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